Ternの新24インチモデルに試乗した!

東京・東日本橋のavelo Bicycle shop(アヴェロ バイシクル ショップ)で、折りたたみ自転車Tern(ターン)の試乗会が開催されるとのことだったので、行ってきました。

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今回の試乗会の特徴といえば、Verge S11iが20インチであることを除くと、Eclipse X20 / Eclipse S11i / Eclipse P9 / Castro D8…と、国内発売される24インチの2013モデルが試乗車で勢揃いするという、これまでにないラインナップということです。

Eclipse P9については以前試乗した2012モデルと基本的に変わっていないようですので(Verge S11iも、ハブダイナモ装備となった以外は以前試乗の2012モデルと同等の模様)、他のモデルについて紹介します。

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まずは、EUROBIKE AWARD2011受賞モデルのEclipse S11i(内装11速、14.7 kg、231,000円(税込))から見ていきましょう。ポリッシュ仕上げの美しいフレームは、Verge S11iと同様の仕上がりです。

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Eclipse S11i(左) と Verge S11i(右)。一見するとVerge S11iと見分けが付かないようにも思えます。ヘッドライト標準装備とか、工具を使わずに簡単にハンドルポジション調整ができるAndros Stem装備など。

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ハブダイナモは、BioLogic Joule HGを採用しています(写真左。Verge S11i(写真右)は、BioLogic Joule 3)。この BioLogic Joule HG ですが、offモードでは単純に回路を切断するのではなく、マグネットを移動することで発電抵抗をなくすことができるようです。(Joule™ HG On/Off Dynamo Hub

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リアハブは、内装11速のAlfine(アルフィーネ)。ペダリングしながらの変速は若干引っ掛かりがあるように感じることもありますが(ペダリングを止めて変速するのが内装変速の原則です)、内装ギアとしてはかなりスムーズな変速ができます。チェーンはBioLogic FreeDriveチェーンプロテクターでガードされています。

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ハンドル周りも、一見するとVerge S11iに似ているのですが、違いに気付かれましたでしょうか?

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実は、ブレーキが油圧式ディスクブレーキ(Avid Elixir 3)なのです(Verge S11iはVブレーキ)。油圧式としては、シマノDeore相当のエントリーモデルのようですが、制動力は半端ありません。実際、高速域からブレーキをかけると、場合によってはスキッドを起こすほどです。

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タイヤは、Schwalbe(シュワルベ)の街乗り用極太タイヤでおなじみのBig Apple(24×2.00 F/V)を採用。ゴツゴツした路面でも安定した乗り心地をキープできそうです。

マッドガードも装着し、タウンユースからアーバンライドまでを1台でカバーできる高い走行性能は魅力です。但し、折りたたみ車としては車体重量が 14.7 kg と少々重めです。電車での輪行には向かないでしょう。

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続いて、国内初となるCASTRO(カストロ) PLATFORMからのモデル、Castro D8(外装8速、13kg、71,400円)です。低床フレームIntegrated Rack(ラック一体型フレーム)と、折りたたみ車ながら軽快車・シティ車を思わせるスタイリングですが、車体重量は13kgと健闘しています。

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変速は確実・明快な操作感のグリップシフト。

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リアディレイラーは、SR SUNTOURによるNeos 1.0を採用。シマノコンポーネントが多い国内では異端視されがちですが、ローノーマルだと減速がすばやくできるという利点もあるので、タウンユース向けとしては良い選択かもしれません。

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タイヤは、やはりSchwalbe Big Apple(24×2.00 F/V)を採用。

ギア比的には、前40T・後12-32Tなので、たとえばEclipse P9の前46T・後11-32Tと比べても、明らかに軽めの設定です。坂の多い街中とかで使うには最適かもしれません。


一般的な軽快車・シティ車に比べると価格的には高めなのですが(それでもTernのラインナップではエントリークラスです…)、折りたためて、なおかつ軽いというのは魅力ではないでしょうか。ハンドル高さは少々高めということもあり、ロングライド向けではないと思いますが、ディレイラーが張り出しの少ないNeosを採用しているので、車載輪行は容易でしょう。

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続いて、Eurobike Award 2012受賞車のEclipse X20(10.7kg、2×10速、207,900円)ですが、今回の試乗車も正式仕様とは若干異なるようです。

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ハンドルバーは、Syntace VRO stemを介して取り付けられているので、前傾気味のポジションをとることが可能です。

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フロントディレイラーは、SRAMのロード系コンポーネントRivalを装備。グレード的には上から3番目なので、シマノなら105相当ということになりますでしょうか。なお、直接目に付く場所ではありませんが、クランク軸を受けるBB(ボトムブラケット)には、FSA MegaEVOの採用がアナウンスされています。最近は規格が乱立している感のあるBBなのですが、BB386という規格を採用することで、クランク周りの剛性を強化できるという狙いのようです。

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リアディレイラーは、SRAM Force の採用がアナウンスされていますが、試乗車では SRAM Rivalが付けられていました。Forceだとすれば、シマノUltegra(アルテグラ)相当ということでしょうか。スプロケットは11-32Tとのこと。

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リム(Kinetix Pro)およびタイヤ(Schwalbe Kojak,24x1.50 F/V)は、カタログ通りの仕様とのことです。エアロスポーク採用も相まって、かなりの軽量モデルのようです。


電車輪行も十分可能な重量で、なおかつ24インチゆえの安定性・高速走行性を持つので、価格はさておき(汗)、かなり幅広い使用に耐えられるかと思われます。


ということで、一通り24インチ折りたたみ車に試乗してみたわけですが、Ternゆえの高い剛性を持つフレームと24インチホイールの組み合わせは、小径折りたたみ車と一線を画す走行性および乗り心地を実現しているように思われます。もちろん、その分サイズや重量的に不利な点もあるのですが、クロスバイクの代替と考えれば、小径折りたたみ車とは違う使い方も考えられるのではないかと思います。

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さて、こちらのavelo Bicycle shop(アヴェロ バイシクル ショップ)ですが、都営地下鉄新宿線馬喰横山駅(急行停車)・浅草線東日本橋駅(エアポート快特停車)A4 出口から徒歩1分以内という、非常に便利な場所にあります。(JR総武快速線馬喰町駅も徒歩圏内)


お店の方には、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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