名古屋サイクルトレンド2014というイベントがあったので、行ってきました。関東や関西では、これまでにもユーザー向けの自転車展示会の開催がありましたが、中京地区での開催は珍しいようで、かなりの来場者を集めていたようです。もっとも、同時開催の自動車イベント(こちらがメインイベント)に押され気味だった気もしますが、次回は自転車だけでの単独イベントになるという話も出ているようです。今後、ますます盛り上がっていくとよいのですが。 さて、自動車イベントと同時開催の自転車イベントともなれば、手軽な車載輪行に最適な折りたたみ自転車は要チェックですね。(ちょっと強引) というわけで、最近ネタ切れの拙blogのネタに何か無いかな…と思っていたところ、tern のブースで、まだ見たことの無かったモデルが。当初展示予定のラインナップは、どれも katagiri が過去にレポートしたことのあるモデルばかりだったのですが、気を利かせてくださったようです。(?) Link D16(2×8速、12.4kg、82,000円(税別)) 2014モデルでは、Linkシリーズに、フロントダブルのモデルが追加となりました。しかも、スタンダードモデルである Link N8(8速、12.1kg、69,000円(税別))との価格差はわずか13,000円(税別)というお買い得ぶりです。 シフターは、カタログにはSHIMANO SL-M310と記載がありますが、この写真では違うようですね…。橋輪さんの記事での写真では、間違いなくSL-M310です。 フロントディレイラーは、Microshift FD-R42とのこと。もちろん、変速の動作は特段問題ありません。 リアには、シマノの8速ロード用新型コンポーネントであるClaris(クラリス)RD-2400を採用。折りたたみ車での採用は、初めてではないでしょうか。MTB用コンポーネントのAltusとのミックスでの使用になりますが、シフター―ディレイラーの組み合わせに関しては、SHIMANOの8速同士であれば互換性の点で問題は無いようです。SRAMのシフターは、シマノ対応のものでないとシマノのディレイラーには原則使えないのです。また、シマノのシフターはSRAMのディレイラーには原則使用できないのです。 タイヤは、Schwalbe(シュワルベ)の普及クラスであるCitizenを採用。1.60と、やや太めですが、街乗り用としては申し分ないでしょう。今回の試乗コースは、段差のある箇所が若干あったのですが、安定した感じで乗ることができました。 なお、ハンドルポストは可変長ではないので、ハンドル高さの調整は原則できません。ハンドルポストを短いものに交換することで、若干高さを低くすることが可能だということですので、気になる方は購入時に販売店で相談されるとよいかもしれません。 以前書いたエントリ「フロントダブル折りたたみ車もいろいろ(2013-2014) 」で比較した際にも、比較的低価格帯ではこの Link D16の価格性能比のよさが目立っていました。試乗した感じでも期待を裏切らないものでしたので、街乗りからサイクリングまで何でもこなしたい…という方にとっては、初めての1台としておすすめできそうです。 これだけ良いことづくめだと、同じTernでの中級モデルであるVerge P20(11.2kg、2×10速、128,000円(税別))との差別化はどうなるんだろう?と思うのですが、分かりやすいところだけでも
Node D8(8速、13.3kg、78,000円(税別)) Ternでは、既に24インチモデルとしてEclipse(イクリプス)というプラットフォームがシリーズ展開されていますが、今回新たに加わったのがNode(ノード)プラットフォームです。Tern 2014モデルをチェック!でも触れたとおり、日常的な使用を想定したモデルと思われますが、輪行するには少々重めの13.3kgという重量であり、微妙かな?…と思っておりました。ところが、お聞きしたところによれば既に発売元での在庫は終了、今季は店頭在庫のみ…という状況なのだそうです。 泥よけとリアラックが標準添付されているという折りたたみ自転車は案外珍しいようで、24インチというサイズ、しかもお手ごろ価格ということもあって、「日常で使える自転車は欲しいけどママチャリは…」という方にウケたのかもしれません。また、電車輪行しない場合でも、車載輪行や、盗難防止などで屋内保管するという需要もあるでしょう。 シフターは、SRAMグリップシフトを採用。好みの分かれるところではありますが、直感的な操作ができるという点で、初心者の方には使いやすいでしょう。 リアディレイラーは、SR Suntour Neos1.0を採用。ディレイラーの飛び出しが少ないので、輪行時などにディレイラーが接触・破損するおそれが少ないというメリットがあります。 タイヤは、Schwalbe Road Cruiser を採用。シティーライド用のモデルということで、高速用の高圧タイヤではありませんが、走りはしっかりした感じに思われました。カタログでは「24×1.60」という記述がありますが、47-507なら24×1.75になるのではないかと思われるのですが、はて…。 なお、ハンドル高さについては若干高いように感じられましたが、サンプル品より低いハンドルポストを実発売モデルでは採用しているということなので(下写真参照、右側のモデルの高さくらいになるとのこと。※撮影協力:ternメカニックさん)、特段問題はないでしょう。 ternメカニックさんには、毎回お世話になっております。ありがとうございました。 というわけで、しばらく冬眠中だった本blogですが、ぼちぼち再開してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 |
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